金属パレット保管倉庫の7FB25をリチウムイオン電池に交換した経緯

お客様概要

  1. 神奈川県で金属パレットを保管・入出庫・輸出入をする企業様です。
  2. 7FB25 フォークリフトを使用しています。
  3. 2014年7月購入で、2020年6月で7100時間稼働(1日4.7時間)とかなりハードなご使用です。
  4. バッテリーの1セルが完全に機能停止して弊社へ診断のご依頼をいただきました。
  5. 診断の結果が下のチャートです。

交換前の鉛バッテリー

交換後のリチウムイオンバッテリー

リチウムバッテリー稼働状況

  1. 導入したリチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーと同容量の560Ahです。
  2. 充電器は150A仕様です。ただし、コンセントが20A仕様のため120Aに電流を設定。
  3. 稼働時間():1日4~6時間程度
  4. 充電時間():1日2~4時間程度
  5. 導入前と稼働時間は変わっていないようです。この稼働で純正のバッテリーは6年持ったことになります。平均毎日60%~70%程度放電していますので、カタログ値で1300サイクル程度の寿命で、年間250日稼働とすると5.2年ですので、ほぼ計算が合います。バッテリーの稼働状況と寿命の相関が見える化されるのは貴重なデータです。
  6. 30日分のデータです。
  7. アイドル時間が長いのは、予約充電をするために、BMSの電源オフ設定を長くしているためです。安全のために電池の電源は使用後3時間程度で切れています。

充電残量(%)

  1. 1日最大80%平均60%~70%程度放電しています。
  2. 昼間はエアコン等と使用が重なるため、電力ピークを下げるために、充電していません。

充電電流

  1. 120A設定で充電しています。
  2. 車載充電器でも90A程度出ています。

放電電流

300A近く出力しています。